「食中毒対策 Ver.2」
皆さん、こんにちは!
先日も食中毒についてご紹介しましたが、8~9月は
1年の中で一番食中毒の発生が多い時期です。
今回は、O157(腸管出血性大腸菌)が起こった時の対処法のポイントをご紹介します。
是非、参考にしてください!
O157は、強い感染力や毒性、長い潜伏期間があります。
そのため、正しい処理方法が大切です。
《正しい処理のポイント》
①汚染場所に他の人が近づかないようにする
②処理をする人は使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用する。
③先におう吐物の上に新聞紙をかぶせる。
消毒薬を上からかけておき、その後、外側から内側に向けて、ペーパータオルで静かにぬぐい取る。
④おう吐物が付着していた床とその周囲を、消毒薬を染み込ませた布やペーパータオル等で、浸すように拭く。
⑤処理後は手袋などを外して、手洗いをする手袋などは、使った布やペーパータオル等と同じように密封して処分する。
《O157とは?》
大腸菌のほとんどは無害ですが、なかには下痢を起こすものがあります。その中に「病原性大腸菌」と呼ばれているものがあります。
その病原性大腸菌のうちの一つである腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)をO157と呼んでいます。
患者からの感染のほかに、肉を加熱不十分な状態で食べたことで感染することもよくあります。