「人を動かすには仕掛けが重要」
仕事でもプライベートでも、「人にこういう動作をしてもらいたい」ということ、ありますよね。
・漫画の本はきちんと巻順に並べてほしい
・使ったもの、使ったファイルは元通りに戻してほしい
・ここにはゴミを捨てないでほしい
しかし、なかなか思ったとおりに人は行動してくれないものです…
・漫画の4巻と5巻が逆に置かれている!
・いつものファイルが順番バラバラで、取る時に困る!
・立て看板を出してもゴミが捨てられる…
難しいですね。
人はついやってしまう仕掛けに弱い
みなさんは、ドラゴンボールはご存知でしょうか?
そう、あのドラゴンボールです。
そのコミックの背表紙がどうなってるか、見たことありますか?
1巻から順番に絵がつながっていってるんです!
これは順番通りに並べておかないと、どこか気持ち悪い!
いや~うまい仕掛けですね。
他にも、ゴミの不法投棄が多いところに、小さな鳥居を置いてみる…
するとどうでしょう?
特に宗教心がない日本人でも、やはり鳥居があると神様がいるところだと思うようで、ゴミを捨てなくなるそうです。
日本発の学問『仕掛学』
こういった「ついやってしまう」仕掛けを学問と捉えて、研究がされています。
そして、これがなんと、スタンフォード大学などでも教えられているそうです。
英語で言うとShikakeology(シカケオロジー)…そのままですね(ノ∀`)タハー
無理やり人に行動させるのではなく、「つい」やってしまう。
仕掛けにハマった人も「一本取られた」くらいに思うような仕掛けが、もっとも効果のあるものだそうです。
色々な事例も載っているこの書籍、1時間くらいでさっと読めますが、ものすごく面白くて参考になります。
※一番最初に載せている写真は、仕掛け一歩手前くらいの惜しい事例として掲載しました。