「エクスペリエンス!」

経営企画の中谷です。

先日、藤村正宏氏のセミナーに参加させてもらいました。

知識としては知っている情報でしたが、行動に移せていなかったので、改めて取り組むチャンスとなりました。

モノを売るな、体験を売れ

今までのマーケティングは新規顧客獲得を目指してアレやコレやと、取り組んできたと思います。
藤村氏が提唱しているエクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)では関係性を重視します。

関係性って何?と思われたのではいでしょうか。

ダイレクトに商品をアピールするのは古いよ、ということです。(もちろん、商品によるので一概には言えませんが)

 

フランスのタイヤメーカー・ミシュランを例に出しますと、ミシュランは何故グルメガイドブックを出しているのでしょうか。

タイヤの広告を出せばいいじゃないですか。

しかし彼らは、タイヤを売り込むのではなく、体験を売っているのです。

美味しいレストランの情報をガイドブックにまとめることで、そこに行きたい人々をお客さんにします。

「ここに行けばこんな素晴らしい料理が堪能できますよ」って。

「車で色々なレストランに行って美味しいもの食べてくださいね」って。

そして「ミシュランは安全な車の移動をするためにタイヤも作ってるんですよ」とチラッと伝えます。

するとユーザーは、タイヤ交換の時期が来るとミシュランのことを思い出して、ミシュランタイヤを選ぶ確率が上がるんです。

 

こういう経験はジャンルは違えど、皆さん持ってるのではないでしょうか。

商品をゴリゴリ押して売ったものより、ユーザーから自然に選んで買ってもらった方が、圧倒的に満足度も高いはずです。

リターンまでの時間がかかるかもしれませんが、未来を見越して、ユーザー体験に力を入れてマーケティングしている会社等は長く続いていくのだろうな、と感じました。

ベル、鳩対策センターも更に意識をして取り組んで、長くお客様に選んでいただけるような体験を売っていきたいですね。

「お客様の9割以上が他の清掃、
メンテナンス会社さんからの
乗り換えです」