「宇宙旅行、火星への移住が現実的になってきた」
トルネードの中谷です。
無類のアイアンマン好きで有名な私(知らんがな)ですが、その主人公であるトニー・スタークに憧れております。そして、トニーのモデルにもなったと噂のイーロン・マスクが、これまた大好きです。
彼は現在、Teslaという電気自動車メーカーの他に、Space Xという民間のロケット企業も経営しています。地球環境がひどくなってきたので、人間を火星に移住させようとしています。2018年には民間人を宇宙旅行へ送り出し、2025年には火星への移住を始めると公言しています。
これが思い描いている宇宙船
今年の2月にはファルコン9を垂直着陸させることに成功しました。Space Xはロケットの再利用を目指しているのです。
今、ロケットは宇宙に向けて2段階で飛んでいっているのをご存知でしょうか?
第一弾は地上から上空までを押し上げるブースター、そして上部を切り離し宇宙空間へと飛ばす部分に分かれています。
今まではこのブースター部分は、有人部分や衛生を宇宙空間へと飛ばした後は、海へと落としてサヨナラという使い捨てだったのですが、これだとゴミも増えてしまいます。
そこでイーロン・マスクはブースター部分が着陸できたら、燃料をもう一度積んで、また飛ばせるじゃないかと考えて、とうとう成し遂げたのです。
↓これが一回目の垂直着陸の様子です。
映画のVFXではこういうのよく見ますが、これが現実なんです!
一人で興奮しまくりました。
さらなる快挙、連発!
そしてSpaceXは、同社のロケットFalcon 9の再打ち上げに初めて成功しました。
もう一度いいます。再打ち上げです。
地球周回軌道に乗るロケットを再利用した世界初の快挙です。
一度飛んで戻ってきたロケットをもう一度打ち上げたのです。
ロケットを再利用できるということは、資源を有効に活用でき、打ち上げコストを削れるということです。
いや〜すごいですね!
そしてもう一つ!
SpaceXは今日の歴史的宇宙飛行でもう一つの重大任務を完了しました。Falcon 9ロケットを浮遊ドローン船で回収することに成功したのです。
これで、もう一回飛ばせるということです。
イーロン・マスクは、打ち上げるたびにブースターロケットを捨ててしまうのは、フライトのたびに飛行機を捨てるようなものだと言ってます。
今回のこの偉業の大きさはいくら強調しても足りませんが、やるべき仕事はまだ山ほどあります。SpaceXのゴールはロケットを〈同じ日〉に再打ち上げすることです。
そう、将来的には火星に向けて定期便を飛ばす予定なのです。
興奮冷めやらないですが、再回収後のイーロン・マスクのインタビューで締めくくりたいと思います。
「今日は宇宙業界にとっても、宇宙全体にとっても驚くべき日だ。軌道に乗るロケット繰り返し飛ばすことができる。打ち上げロケットは宇宙飛行でもっとも高価な部品だ」
「ここまで来るのに15年かかった。いくつもの困難を乗り越えてきた。この驚くべき偉業を成し遂げたSpaceXチームをただただ誇りに思う」