「最近よく見る恐怖の黒い物体」

最近ようやく涼しくなりましたね。とはいえ過ごしやすくなったのは人間だけなく、生き物たちも活動的になってきました。

あまり気持ちの良い話ではないですが、ゴキブリを頻繁に見かけると相談を多くいただいたので自分なりにゴキブリの生態を調べてみました。

※写真は生々しいので、イラストにしてみました。

 

まず、ゴキブリには主にクロゴキブリとチャバネゴキブリの2種類に分けられます。

それぞれ、生体と身体能力に違いがあります。クロゴキブリは成虫ならば体長は25~40mm。体は黒光りしています。チャバネゴキブリは体長10mm程度で、茶色くかなり小さめです。

クロゴキブリはその羽を使って力強く飛ぶことができます。チャバネゴキブリは飛べません。

また、ゴキブリのお尻には尾角と呼ばれる触角器官があります。意外かもしれませんが、ゴキブリを倒すときは背後からではなく、前方向から近づいたほうが良い成果を得られることが多いです。

次に2種類のゴキブリの生体についてです。

寒さに弱く、家屋を主な住みかにするのがチャバネゴキブリです。クロゴキブリは屋外に住むことが多いゴキブリです。ですので、「1匹見つけたら100匹いる」と言われるのはチャバネゴキブリのことを言います。

繁殖能力も高く、約1年かけて成虫になるクロゴキブリと違い、チャバネゴキブリは約3ヵ月程度で成虫になり産卵を繰り返します。

ゴキブリは雑食で、ハエなどの小さな昆虫、植物、人間の食事の食べ残しはもちろん、ペットフードや古本、人間の毛髪・垢・排泄物、自分達の糞まで食べてしまいます。さらにはダンボールや食用油、障子紙など、本当に何でも食し、唯一苦手なのはハーブ系の香りが強い植物のみです。

最後にいざ見つけたときの対処についてですが、もしポットがあって熱湯がすぐに手に入る状態であれば、それも立派な武器になります。ゴキブリは自分の体温が50℃以上になるとすぐに死んでしまうので、カップ1杯の熱湯をゴキブリにかけてやれば、瞬時に息の根を止めることができます。

他には食器用の洗剤をかけても殺すことができます。ゴキブリの呼吸口には油の膜があって、これが水の浸入を防いでいるのですが、洗剤の界面活性剤によってその油膜が取り除かれ水が呼吸口に入り、呼吸困難を起こします。また、度数が30%以上のアルコールでも同様の効果が期待できます。

残念ながら逃げられてしまった場合。タンスや冷蔵庫の隙間に入られてしまうとさすがに手が出せません。そういう場合は、何かしらゴキブリ退治アイテムに頼りましょう。市販でも効果的な駆除剤は手に入りますので、この時期対策してみてはいかがでしょうか?

今回の記事が皆様の平和な生活の一助になれば幸いです。

ゴキブリバスター加藤でした。

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