「慢性的な頭痛に悩む方、それは蛍光灯やLED照明のフリッカー現象が原因かも!?」
お元気さまでっす!
アラフォーになってから花粉と頭痛のデビューを果たした山本です。
花粉は5月のゴールデンウイークを明けたころから梅雨までと、人とはズレた時期なのでほっとくとして(^^;
今回のテーマは『頭痛』です!
まずは下記の動画をご覧ください。
スマホのカメラで普通に撮った動画ですが、ボヤ~んと色が変わっていくのがわかりますか?
これは『フリッカー』という現象で、蛍光灯やLED灯、TV(モニター)画面などの『ちらつき』のことです。
「なんでぇ~、全然ちらついてないやん」
ええ、そうです。上の動画ではアハ体験のようにゆ~っくり色が変わってますよね?
肉眼では普通に蛍光灯が光ってるようにしか見えてません。
でもコレ、ちらついちゃってるんです!
それではもう一つ動画を見てください。
蛍光灯が点滅するのがわかりますよね?
この時、スマホのスーパースロー撮影という機能を使ってます。
よくドラマで「べる子!」「べる男!」…「べぇ~るぅ~くぉぉぉ!!」「ぶぇ~りゅぅ~うぉぉぉ!!」と感動的に再開するシーンで使われるアレです(#^.^#)
「まあ、チカチカしてるのは分かったけど、それが何か?」
それが何か?…ではありませんっ!
大問題なんですよコレ。
この光の下で長時間いると「なんか体がだるい」「なんか目が疲れる」「なんか気分が悪い」「なんか頭痛がする」などなどの「なんか」の症状が出る可能性が高くなるんです。
その原因は『点滅してるから』です!
そもそも蛍光灯もLED灯もTV(モニタ)画面も初めから点滅してます。しかも超高速に。
人間の目は高速に動く物質(もの)をどうしてもとらえられなくて残像現象が起こります。
光も物質なので人間の目では追えないほど速く点滅すると、前の光と今の光が残像によって繋がっているように見えちゃうんです。
よって、実際はチカチカしてるけど、ず~っと光っているようにしか見えないわけです。
そんな人間の目は速く動くものをとらえきれない鈍感カメラなんですが、でも実はちゃあんと目から入ってくる情報はすべて脳に伝わってます。
さて、そこで『フリッカー現象』に話を戻します。
この点滅する周期、「周波数」と言いますが、この周波数が人間(脳)に合わない場合、さまざまな弊害をもたらしちゃってくれちゃいます!
ある研究結果では、およそ50Hz以上なら問題なく、35Hz付近になると人によってフリッカーによる健康被害が現れる可能性があるそうです。
通常、蛍光灯などは100Hz~120Hzで点滅していますので影響が少ないわけですが、古くなってきたりすると人間の目でもチラチラしてくるのがわかりますよね。
そしてとうとう点かなくなるのですが、古くなりかかりの状態、つまりまだ普通に点いているように見えるけどフリッカー現象が出ている状況下で、長時間本を読んだり、手作業をしたり、仰向けで寝てしまったり(まぶたから吸収)すると体の不調につながります。
但し、蛍光灯は古くなりだすとダメになるのが早いので、フリッカーにさらされる期間はそれほど多くありません。チッカ…チッカ…して鬱陶しい気分にはなりますけど(笑)
ところが、器具自体が粗悪なものだったらどうでしょう?
新品なのにフリッカー現象が常時これでもかっ!と発生しまくってると、当然フリッカーにさらされる時間は長期間になりますよね?
直進性の強い光を出すLED灯は特にです。
では、こちらの動画も見てください。
2番目の動画と同様、一瞬止まる時がスーパースロー撮影です。
点滅しませんよね?
これが正常な(良い)照明なんです。
もし、「なんか体がだるい」「なんか目が疲れる」「なんか気分が悪い」「なんか頭痛がする」「なんかって何なん?(笑)」って思ったら、一度頭上の照明を調べてみましょう!
フリッカーが出ているかは最近のスマホをお持ちなら、光源に向けてカメラ機能を起動するだけで確認できます。
ちなみにPCモニターや液晶TVも同じです。
仕事柄、長時間モニターとにらめっこする方は、フリッカーレス機能付きモニターってのがありますので買い替えちゃってくれちゃってくださいな!
それではまた(^^)/
経営企画室 ICTソリューション部 山本典弘
でした!
//EoM